こじらせた私とこじらせ後輩。婚活パーティー日記
こんにちは、みなみです。
長年にわたり婚活をしてきた私は、自他ともに認める「こじらせた女」です。
20代の頃は自分がこじらせてるなんて、まったく思ってもなくて…。
1度こじらせ始めると、婚活が長引けば長引くほどにこじらせていきます。
ハッキリ言うと、私はこじらせてるなんて可愛いものじゃなく年季の入ったこじらせまくった女なんです。
こじらせた私の周りには「類は友を呼ぶ」状態で、いつの間にか、こじらせた女性ばかりが集まってました。
だから、こじらせた女友達同士で恋愛相談してもこじらせた答えしか返ってこず、その通りにしてみても全然上手くいかなくて。
集まっては「こうじゃない?〇〇じゃない?」とまた相談、もしくは愚痴る、女同士お互い独身なら傷のなめ合いもぬるま湯で助かるもんです。
それに恋バナって楽しいし、上手くいってない話ほど心配しながらも盛り上がって聞けますよね。
こじらせた女同士で考える方法なんて結局上手くいかなくて、恥を忍んでモテる女に相談するじゃないですか。
そしたら私には絶対無理、できるワケないって思うような解決策を言ってくるんですよ。
「自分から誘え」とか「自分から連絡しろ」とか。
そんなん「自分に自信があって、自分がモテるって自覚してるあなただからできるんやん!」と心の中では思ってました。
「うん、そうだよね。そうしてみる」と言いながら、実際にはできない。
素直にアドバイスを聞いておけば早めに婚活も上手くいってたかもなんですけど。
素直に聞けないところが、またこじらせてる感満載なのですが。
モテる行動をしている女はモテるし、こじらせてモテない行動をとればモテない、本当はシンプルなんですよね。
でもモテる行動ってネガティブなこじらせ女にはハードル高いんです!
私からすると、例えば甘えるとか頼るとか「申し訳ない」「自分には似合わない」「自分にはできない」って思ってしまったり。
「人様に迷惑をかけないように」とつい思ってしまうので、相手に迷惑かけちゃうんじゃないかって気遣ってしまうんです。
まぁ、でもプライドも高かったんだと思います。
とうとう行きつくところまで婚活が上手くいかなかったので「自分に原因があるのかも」とやっと感じて、いろいろ自分を見直すことで変わっていきました。
目次
こじらせ後輩との婚活パーティー日記
今回は、婚活パーティーに行きまくってた時の職場の後輩の話です。
婚活パーティーに女友達と何回も行くようになった頃、出会いの数を増やせば結婚できると普通に思ってました。
ある日、私と同じようにこじらせていた職場の後輩のAちゃんを誘って何度か婚活パーティーに行きました。
Aちゃんは30代になっても1度も彼氏が出来たことがなく、恋愛にも奥手でした。
彼氏は欲しそうだけど、それを堂々と言えない引っ込み思案な子です。
笑顔が上手く作れず、職場でも他部署の課長から「あの子、睨んでたから注意しといてね」と言われたこともありました。
Aちゃんは一重なのもあって目つきがきつく見え、それが原因でよその課長に勘違いされたんだと思います。(その事はフォローもしました)
Aちゃんは一重なことをとてもコンプレックスに思っていて、目が大きく見えるようにメイクしたりと、いろいろ努力もしていたんです。
でも、人見知りなこともあって真顔でいることが多く、周りの人からは「怒っているのかな」と勘違いされてしまうこともありました。
仲良くなると真面目で思いやりのある子なので、私は大好きです。
私としては、Aちゃんにも出会いがあればきっと素敵な彼氏もできるんじゃないかなと思いました。
それに、彼氏ができればそれが自信になると思ったので婚活パーティーにも誘って一緒に行ってました。
いざ婚活パーティー会場に到着すると、私の方がAちゃんより年上でガムシャラに頑張らないといけないのでパーティー中は別行動でした。
それでも誘った手前、Aちゃんのことは気にはなっていたので時々Aちゃんに目をやると男性とも会話はしている様子で安心してました。
最後にカップル成立の発表があり、その時は結構な数のカップルが成立してたんです。
ドキドキの結果発表で、私もカップル成立していて一安心していました。
婚活パーティーが終わってカップルになった男性とは連絡先交換などしてその日はバイバイしました。
その帰り道にAちゃんとお茶することにしました。
いわゆる反省会です。

女性同士の反省会は、気に入った男性がいても友達からの評価で気持ちが盛り下がることもあるので気を付けましょう。
Aちゃんに「婚活パーティーどうだった?」と尋ねると、「普通の男性が多くて良かったですよね!」と言ってました。
私は「これは期待できる~♪」と、完全にお節介おばさんになって、さらに嬉しくなって聞きました。
私「Aちゃん、誰かとカップルになった?連絡先とか交換した?」
Aちゃん「あ、私カップルになりませんでしたよ。最終投票で名前を書いてませんから。誰が誰だか分からなくなっちゃたし、よく分からなくなってしまったので。」
と言われたんです。
私は心の中で「えっ?、えっ?」「よく分らないって何?名前書かなかったらカップルになるはずないやんっ!」
それに「なんでそんなにクールなん?」って思いました。
婚活パーティーでカップル成立するためには最終投票カードに男性の名前を書かないとカップルにはなれません。
婚活パーティーが始まる時も、アナウンスで「もう少し話してみたいかな、また会ってもいいな、と思う男性の名前を書いてください」と言われることがよくあります。
つまり、「まぁいいかな」と思う男性がいたら最終投票で名前を書いて出会いのキッカケにしてくださいという意味です。
(だから婚活パーティーでカップルになったからと言って恋愛スタートではありません)
この子は深く難しく考えすぎてるんだろうな。。って思いました。
それに「もう少し話したい」と思える男性がいなかったとか?
でも、その婚活パーティーでは素敵だなと思える男性が多かったんです。
だから不思議に思いました。
私が「〇〇の男の人、すごく話しやすかったよね~」と言うと、
Aちゃん「え?誰ですか。もう全然覚えてないです。」
私「いやいや、〇〇の人。仕事は銀行って書いてあって、眼鏡だけど爽やかっぽい人だよ」
Aちゃん「あぁ、そんな人もいたような。」
私「え~、メモとか取ってないの?」
婚活パーティーではだいたいメモに使える用紙が配られてるのに、Aちゃんは一切メモをとってなかったんです。
Aちゃんは私より5歳も若いから記憶力に自信があるのかな?いやいや。
梨園の妻じゃないんだから、パーティーに参加してる何人もの男性を書かずに覚えるのって難しくないですか?
その時、私は婚活パーティーに参加してメモを取らない人がいるんだとビックリしました。
だって、もし気になる男性に出会えたのに、その男性の名前を忘れてしまってたら、せっかくその相手から連絡がきても進展しないじゃないですか。
それに、カップルになったとき名前をもう1度尋ねることになったら、さすがに失礼ですよね!
男性から気に入ってもらえたとしても「あの…、名前なんでしたっけ?」とか聞けませんよね…。
そんなことをすると、「あ、僕に興味ないんだ」って引かれちゃいますし。
それでその時は「Aちゃんは婚活に真剣じゃないのかな?」って思ったりしたんですけど、Aちゃんとしては本当に出会いを求めているようでした。
だから、たぶん婚活パーティーでは「男性の顔」と「番号」や「プロフィールの内容」を一致させることが大事だと知らなかっただけなんです。
でも、あとから分かったんですがメモらないのはAちゃんだけじゃなかったんです。
その後も女友達と婚活パーティーに参加することがあったんですが、男性の特徴や名前などメモらない人が結構いました。

いま思えば、確かに私も初めての婚活パーティーではメモしてませんでした…
相手の名前を覚えようとするのは大切なことだし、真剣に「彼氏がほしい」「結婚したい」と思っていれば、おのずとメモを取ったりしそうなのに…
その婚活パーティーでは、私は3人くらいの男性と「またお話してみたいな」って思いました。
でも、Aちゃんは「確かに良い人はいたけど、メモしてなかったから覚えてなくて分かりませんでした」と言ってました。
何度かそういうことが続いて私は気付いたんです。
たぶんこじらせてる女なら分かると思うんですけど、私も含めて自分に対して自信がない人が多いんですよ。
それで、出会いがほしくて婚活パーティーに参加しても、自信がないせいでカップルにならないような気がしちゃうんです。
気になる男性に自分が選ばれないかもという恐れもあるし、無意識のうちに傷つかないように行動しちゃうこともあります。
いままでのトラウマや恋愛経験がないことで自分を卑下してたりするので、どうしても恋愛や男性に対して積極的にいけません。
しかも、もし婚活パーティーで男性から選ばれなかったら傷ついてしまうから、それなら最初から最終投票カードに書かない方がいいと思ってしまうんです。
メモしなければ男性の事なんて忘れているし、最終投票で自分が書かなければ最初からカップルになることもないと分かっているので傷つかなくて安心なんです。
実は「こじらせ女子あるある」と感じてるんですけど、婚活パーティーで
・メモらない
・誰が誰か分からなくなったと言う
・最終投票で男性の名前を1人も書かない
があります。
私「メモったら忘れないよ」ってAちゃんに言いました。
それに、「また話してもいいかな」くらいの男性がいたなら、その人の名前を書くのもいいんじゃないかなと話しました。
そう伝えた後もAちゃんとは何度か婚活パーティーに参加したんですが、やっぱりメモはしなかったようで、最終投票でも書かなかったようです。
Aちゃんはまだ恋愛するのが怖いのかなって感じました。
カップル成立になるのは誰でも良いわけじゃないけど、男性との仲をもっと深めていくには、まずカップル成立しないとどうにもなりませんもんね。
それからしばらくして、Aちゃんも少しずつ積極的になり、最終投票でも名前を書くようになりました。
すると、見事カップル成立して男性とデートに行くことになりました。
私のメモの書き方
ちょっと恥ずかしいですけど、私の婚活パーティーでのメモの仕方を書いてみます。
婚活パーティーは3分くらいで回転寿司のように入れ替わり立ち替わりで男性と話すことになるので、顔とプロフィールを一致させるだけでも大変ですよね。
だから、走り書きでいいんですよ。
■メモ例 ①
「佐藤さん、42歳、O型、銀行、清潔感あり、爽やか、映画、イタリアン、◎ 」
■メモ例 ②
「吉田さん 38歳、O型、広告営業、眼鏡、爽やか、ジョギング、焼き肉、〇 」
■メモ例 ③
「加藤さん、32歳、B型、教師、ぽっちゃり、焼き肉、△ 」
という感じで書いてました。
あくまで自分が男性を特定できる範囲で十分です。
ちなみに私は、名前は極力フルネームで書いてました。
もし連絡がきた時に「あっ、あの人ね」って思い出せるくらいでいいんです。
気になる男性に関しては、また会いたいので自然と書く内容が増えてました。
ちなみに、1番気になる男性は「◎」、気になる時は「〇」、普通な人には「△」で、この人は無理だなって時は「×」にしてました。
例えば、会話中に盛り上がった話題や男性が言ったことなど、次会う時の会話の参考になるのでしっかり書き込んでました。
でも、メモすることに集中しすぎてしまうと、次の男性が交代で来てくれた時も下を向いたままになって失礼なので気を付けましょう。
私もそうならないように気を付けていました。
とにかく、婚活パーティーではメモが大事です。
あと、「今回は誰もいない!」ってとき以外は、最終投票で1人以上は男性の名前を書いた方がいいです。
婚活って最初の間口を広くして、いろんな男性と出会っていった方がいいと思います。
婚活パーティーのたった数分の会話で相手の魅力や本性を見極めるのはできないんですから。
それに、「なんだか居心地いいな」って思う人って後から気付いたりするものなので。
以上、こじらせるって本当に大変ですよね。っていうお話でした。