夜道にナンパしてきた市役所で働く40代男性との出会い

このお話は、私が30代後半の時に体験した出来事です。
その日は気心知れた友人たちと久々会って飲んでいて、少し遅い時間にお開きになりました。
足早に家に帰ろうとしていたけど、その日は楽しかったこともあってちょっとお酒を飲みすぎてたんです。
「なんか酔っ払ってるな」って感じて、酔い覚ましに「少し歩きたいな」と思ったんです。
目次
夜道で突然のナンパ
大きな道路はまだまだ明るくて人通りも多かったので「気持ちいいな」と思って歩いてると、コンビニが目に入りました。
のどが渇いたのでコンビニに入って「なにか飲み物でも買おうっ!」と思い立ちました。
コンビニの入り口の前に来て、コンビニの外にスーツを着た男性が立っていていることに初めて気付きました。
スーツの男性とすれ違う時に、ジーっと私を見つめてたんです。
一瞬、「知り合いかな」って思ったんですけど、まったく見知らぬ顔だったので「そんなわけないな」と思い直してスッと通り過ぎちゃいました。
「ちょっと酔っ払ってるから、見間違いかな」とも思いました。
「お茶にしようかな、やっぱり水だよね、ヘパリーゼとか飲んだ方がいいかな」と悩んでたので、商品を選びながら数分たってました。
商品の会計を済ませてお店から出ました。
お水を片手にまたしばらく歩きながらペットボトルのフタを開けようとすると…
背後から声をかけられたんです!
もう、すっごくビックリしました。
さきほど、コンビニに入る前に見かけたスーツの男性でした。
スーツ男性から「さっき見かけていいなと思って、今してるんですか?」と聞かれました。
私、生真面目で嘘つくとかできないんで「友達と飲んで今、帰ってるところです。」と答えました。
スーツ男性「あ、僕もです。良かったら、これから飲み直しませんか?」
私「良くないです。もう遅いし、酔ってるので帰ります。ごめんなさい。」
スーツ男性「そうですよね。良かったら、今度ご飯にでも行ってもらえませんか?」
と、突然のお誘いにビックリしてしまいました。
ナンパから食事へ行くことに⁈
そのスーツの男性は40代くらいで真面目そうな「さらば青春の光の森田さん」に似た中肉中背、身長170㎝くらいの人でした。
以後、そのスーツの男性は「森田さん(仮名)」とします。
私はしばし悩んで、むげに断るのも申し訳ないし、森田さんにいろいろ質問してみることにしたんです。
「彼女とか奥さんとかいないんですか?」「何のお仕事されてるんですか?」「どこらへんに住んでるんですか?」とか聞きました。
森田さんは「彼女も奥さんも自称いない」「仕事は市役所関係」「わりと私の家の近くに住んでる」ということが分かりました。
2人とも偶然にも自宅が同じ方向だったので、並んで歩きながら会話ができたんです。
その他にも予想以上にたくさん話して「悪い人じゃなさそうかな」と感じました。
森田さんに「どうしてもご飯に1度行ってほしい」と言われて、少しずつ「行ってもいいかな」と思うようになりました。
なぜなら、私は婚活中でこういう出会いも出会いのうちなのかなと考えてみたんです。
私は森田さんから名刺をもらって連絡先をLINEで交換、ご飯に行く約束をして別れました。
連絡先の交換は最初ためらいましたが、LINE交換を提案されたので連絡先交換をすることにしたんです。
だって、LINEは電話番号を教えずに連絡先を交換できるので、連絡先交換のハードルが下がって交換しやすくなったんです。
やっぱり、何かあった時はブロックできると思えるからですかね。
もしブロックしても、相手は私のプロフィールの写真を見れるなど、いろいろなリスクはありますがそれでも気軽に連絡先交換できるというのはメリットです。
それに、聞いた話なのですが、私の知人の娘さんが歩いている時にハンカチを道端に落としてしまったことがあるそうなんです。
そのハンカチを拾って、娘さんを追いかけてハンカチを手渡してくれた男性とお礼に食事に行くことがキッカケとなって、その2人はご結婚されたと聞いたことがあって。
その話の影響もあって私も「これも何かの縁だ!」と感じ、出会いを選ばず食事くらい行ってみようと決めました。
帰宅した頃くらいに、森田さんからLINEで連絡がありました。
今日のお礼といつ食事に行けるかのお尋ねでした。
その日私は酔っぱらっていたので、翌日に連絡をしました。
森田さんとの数回のLINEのやり取りは、特にあやしいところもなく普通にやり取りでき問題もなかったです。
そして、翌週の金曜日に2人で食事に行く約束をしました。
私は、男性と約束をしたら自分からは連絡を取るタイプではなかったので、約束した後は特にこちらからは連絡しませんでした。
そうすると翌週の週初めくらいに美味しいおでん屋さんを予約したと連絡がありました。
大人の知る人ぞ知るという感じのお店だったので、私は森田さんに予約のお礼のLINEをしました。
前日にまた約束通り変わらず食事でいいか連絡がありました。

女性にとってはお店の予約をしてくれたり、前日に確認の連絡が男性からあると安心できますよね。
私も明日はキチンと予定通りに待ち合わせでいいんだなと、安心できました。
森田さんから待ち合わせはどこか分かりやすい場所がいいか尋ねられたんですけど、お店に直接待ち合わせにしてもらいました。
お店で直接会うことにすると待ちぼうけすることもないし、婚活ではスムーズに会えるかなと思っています。
食事デートでの衝撃体験
先にお店についた私は掘りごたつ式のカウンターに通されました。
こじんまりしたお店で厨房の前にカウンターがあり、1番奥の席でした。
あまり待たずに、森田さんが来られ横並びに座りました。
その日も平日の金曜日だったので森田さんはスーツ姿でした。
会った時に再度お店の予約のお礼を伝えると、以前そのおでん屋さんには会社関係の人たちと何度が来たことがあったそうです。
メニューを見ながら注文し、まずはビールで乾杯しました。
趣味はジョギングとかしているそうで、確かにそんなに体型が崩れてたりはしませんでした。
お酒をのみながら、そのお店のおでんは珍しく赤みそと白みその2種類あったのでいろんな具材を食べ比べてみました。
意外なことに、おでんのトマトが美味しかったです。
まだお互い初めての食事なので、緊張もあってか距離を感じていました。
そうは言っても、中学高校時代の話や今の仕事のことなどいろいろと聞いたり、私も質問されたり、会話も途切れることなく過ごせていました。
雲行きが怪しくなったのは、お酒も進んできた中盤くらいからです。
会話の途中で、森田さんが私にツッコミを入れながら私の二の腕にボディタッチしてきました。
私は心の中で「え⁈」と思いました。
でも、まぁ森田さんも私も少し酔ってきてるし「偶然かな」と、私も大人なので二の腕を触ったくらいで取り乱したりせず、とりあえず放っておきました。
その間も会話は進み、休みの日は何をしているのかとか、家族の話とかをしていました。
そうすると、私の答えがおかしかったのか「何、言ってんのー」と言いながら、また私の二の腕を森田さんが手で押しました。
私は微妙な気持ちになったんですけど、二の腕くらいならまぁまだ…と思い、会話を続けていました。
いや、でもまだ好きでもない男性から触られるのって嫌な気持ちになるもんです。
あなたはどうですか?

私は、お堅いかもですが距離の縮まってない男性に触られると余計に距離を取りたくなってしまうんです。
そうするうちに、今度はいっときして森田さんは「どういう男性がタイプなの?」と言いながら私の太腿を手でタッチしてきました。
私は「あ!今ふともも触った。なんか嫌っ!でも言いにくいなー。」と思いました。
すぐに太腿触らないでと言おうかなって思ってんですけど、雰囲気が悪くなるのもなと我慢していました。
ここで我慢しなきゃ良かったんですけど、場の雰囲気を壊すのが嫌で黙ってしまいました。
カウンターに座っていたので、森田さんの方に体を向けてできるだけ触られないように距離を取りました。
それなのに、どんどん森田さんの態度がエスカレートします。
もう事あるごとに、私の膝や太腿を森田さんがタッチしてくるんです。
本当に嫌になって「もう!触りすぎですっ!」と不快感を少し出して、私言ってやったんです。
一瞬、少しの間はボディタッチをやめてくれたように感じました。
森田さんも大人だし、私の言うことも分かってくれたのかなと思ったんです。
その後、森田さんは私に気があるようなことを言ってきて、付き合いたいなみたいなことを森田さんから言われました。
私は心の中で「付き合う前に太腿を触るような人って嫌だな」と思いましたが、直接はそのことは言わず濁しました。
でも、森田さんが鈍感なんだと思うんですけど、また嫌がる私の膝や太腿をさらにボディタッチしてきたんですよ。
それで森田さんのことが私は本当に嫌いになってしまいました。
森田さんは市役所関係というお堅い仕事で、仕事からくるイメージで勝手に私が森田さんを誠実だと思っていたことで余計にガッカリしました。
私は「だから触りすぎですって。」と森田さんに少し強く言ったんです。
それでも、森田さんには一向に効き目がなくて、少し間を空けるとまたお触りしてきます。
で、私思ったんです40代以上の男性に多いのかはわかりませんが、キャバクラとか接待や何かでそういうお店に行くような男性っていますよね。
夜に女性がいるようなお店に飲みに行く男性は女性にボディタッチをすることが多いです。
それは、男性がお金を支払って飲みに行く場合そういうお店ではありなのかもしれません。
でも、婚活で女性と食事する時や恋愛対象の女性と飲みに行くときは絶対に女性に対してボディタッチはしちゃダメです。
2人の距離が縮まって、お互いが気になるような関係性ならボディタッチしても女性から嫌がられないかもしれません。
もし女性が男性にするボディタッチなら男性はいいかもですが、逆に男性が女性にボディタッチすると女性から嫌がられたり、警戒される可能性が高くなります。
なので、男性は交際していない女性にむやみに触るのはやめた方が無難です。
森田さんとはせっかく楽しく会話していたのに、途中から森田さんのお触りが始まったことで「今後会うことはないな」って思ってしまいました。
最初の二の腕でボディタッチをやめてくれていれば、また私の気持ちも違ったかもしれません。
でも、1回目のデートで「これ以上はもう触られたくない!」という気持ちにまで私はなってしまったので、そこで「もうそろそろ」と私が帰るように促しました。
お会計をすませて、お店を出てすぐのところで森田さんに今日のお礼を言いました。
そうすると、その場で森田さんから2軒目に誘われましたが、すぐさまお断りして私は足早に帰りました。
森田さんは私の気持ちにまったく気が付いてないみたいで「また飲みに行きましょう」とかいろいろとLINEしてくれました。
でも、私はもう森田さんからのボディタッチで嫌な気持ちになってしまい、気持ち悪いなとさえ思ってしまっていたので、そっとブロックしてしまいました。
この体験で学んだこと
このセクハラ体験を通して学んだことがありました。
- 横並びに座るとセクハラの危険性も
- 嫌な時はハッキリ嫌と伝えることも大切
- 自分の身は自分で守る
- 不安な時は昼間のデートにする
横並びに座るとセクハラの危険性も
デートで男性と仲良くなるには「横並びで座る方がいい」と恋愛指南本に書いてあるのを、読んだことがあります。
でも、1回目のデートで男性と横並びに座ると男性からのセクハラの危険性があることが分かりました。
2人横並びで座ることは、お互いが向き合って顔を真正面から見なくていいので緊張しにくいというメリットがあると言われています。
また、2人の距離も隣同士で座るので近くなり、男性と仲良くなりやすいなと私も思うんです。
ただ、男性から仲良くなる前にボディタッチされるとせっかくの楽しいデートも後味悪いものになってしまうことがあります。

私も森田さんから最初にボディタッチされた時、「そういうのは付き合ってからがいいです」と伝えれば良かったなと思いました。
嫌な時はハッキリ嫌と伝えることも大切
セクハラ行為を受けた時に私は嫌だなという気持ちをハッキリと感じていました。
そこでキチンと森田さんに「まだ仲良くなってないのに触られるのは苦手です」と言えたなら良かったと反省しました。
私が良くも悪くも自分の気持ちをちゃんと伝えなかったので、森田さんのことを「嫌い」と思うところまでいってしまいました。
たぶん、森田さんとはご縁もなかったんでしょうけど、私がちゃんと言えなかったために私自身に嫌な思いをさせたことも反省です。
婚活で初めての男性とデートに行ったりすると男性からひどいことを言われたりして、あなたが嫌な気持ちになることもあるかもしれません。
そういう時こそ毅然とした態度で男性に接することも大事だと感じました。

私も、男性に言うのが怖いと感じたり、男性を不快な気持ちにさせたくなかったりして、ハッキリ言えないこともあります。
でも、たとえ言いにくくても自分の気持ちを大切にして、男性に伝える努力が必要な時があります。
自分の身は自分で守る
婚活の場面では、男性とできたら「仲良くなりたい」という気持ちもあって女性が我慢してしまうこともあると思うんです。
もしかしたら気になる男性が無理やりにあなたに迫ったりすることもあるかもしれないし、危険な目に遭うこともあるかもしれません。
自分の身は自分で守ることも大切ですよね。
婚活で嫌な思いをしないためにも、自分を危険な目に合わせないような行動も大切です。
あなた自身を大切にすることで、婚活を安全に続けていくことができます。
また、自分自身を大切にするあなたに惹かれる男性がいるんじゃないかなと思うんです。
不安な時は昼間のデートにする
特にマッチングアプリではマッチングした男性と初対面の時がきます。
いくらアプリの中でメッセージのやり取りをしていても素性を知らない男性と会うことには変わりありません。
なので、十分に注意してデートしましょう。
不安が大きい人はやはりお昼間にカフェなどで会うのが安全ですよね。
お酒が入ると森田さんのように態度が変わってしまう人もいるので。
それでも男性とは実際に会わないと婚活が進まないので、気を付けてデートしてみてください。