私のお見合いの体験談。保険会社の人に男性を紹介され、お見合いした時のお話

私がまだ25歳くらいの時に体験した「お見合い」のお話です。

私は、お世話焼きなおばさんとか近所の人とかから「良い人がいるから」と、お見合いの話をよくもらっていました。

親同士や親戚がお見合い話を持ってくるとかもありますが、職場や仕事関係からの紹介で「お見合い」というのも実はあるんですよね。

結婚願望がまだない頃

私はまだ働き出して3、4年くらいの頃だったと思います。

その頃は「早く仕事が一人前にできるようになりたい」と、一生懸命に仕事を頑張ってた時期でした。

新人のころより仕事は出来るようになってきたものの「自分の中ではまだまだ仕事を頑張らなくっちゃ」って思ってたんです。

25歳くらいの頃って「早い女性」はもうすでに結婚して新婚さんだったり、独身でも彼氏がいて結婚の話が出てたりする時期とかですよね。

また、キチンと将来設計できてる女性は30歳までに「結婚したい」と思ってたりします。

そして、ちゃんと合コンに行って誰かを捕まえたり、とにかくたくさん紹介してもらって付き合ってたりと着実に未来を考えて行動してる時です。

私は、のんびりしたところあって、まだまだ仕事したいと思ってたし、自分の力で働いてやっていきたいと考えてました。

なので、私の結婚願望は「いつか結婚できたらいいな」くらいでした。

それに、まだその頃は「そのうちみんな結婚してるし、私もいつか普通に結婚して普通に子供できるよね」くらいにしか考えてなかったんです。

ただ「運命の人」に出会ってないだけで、出会えばいつでも結婚できるし、結婚なんてそんな急いでするもんじゃないと思ってました。

私の周りの女友達は「仕事したくないから早く結婚したい」とか言ってる人もいましたが、私は「仕事したくない」って思ったことがありませんでした。

だから「仕事辞めたい」とか思ってたら「結婚できない」とか言うじゃないですか。

あれってそんなことないです。

実際に女友達の中には「仕事したくない」って言ってた人だって早めに結婚した人もいましたから。

だから「仕事辞めてもいいよ」「仕事辞めて家庭に入ってほしい」って言う男性と出会えて、付き合って結婚までいけるかどうかだけだと思います。

話が脱線しましたが、私は「仕事は楽しくてまだまだ自分でお金を稼いで自分のためにも頑張りたいし、親孝行したいな」とか悠長にしてました。

その時は親孝行が「結婚すること」なんてまったく思いませんでした。

それに「仕事して食事に連れてったり、お誕生日とかにお祝いしてあげること」が働き出してできる「親孝行」という気持ちでした。

今思うと、自分の未来の中で「結婚」についての優先度は低かったと思います。

なので、本当には真剣に考えてなくてどこか遠くに感じていたし「結婚」もいつかはできるだろうと安易に考えてたんですよね。

職場で保険の勧誘

唐突ですけど、職場に「保険の人」って来てませんか?

私の職場には「保険の勧誘の方」が出入りしてました。

その当時、私は保険の方とまったく接点がなくって職場に定期的に来てるなんて気付いてなかったんですけどね。

私の仲良くしている同僚がその保険の勧誘の方と仲良くって、同僚が私にその保険の人の話を聞いてもらえないかと声を掛けられたんです。

私は働き始めた時に生命保険にちゃんと入っていて、ちょうど私が加入してる生命保険と同じ保険会社の方だったので新たに勧誘されることもないかなって思いました。

仲良くしている同僚はお世話になってる先輩でもあって、それで断れない気持ちもあったから保険の方に会って話を聞いてみることにしました。

それも、仕事の「休み時間」にということだったので気安く「OK」したんです。

保険の方は金田さん(仮名)といって、50代後半~60歳くらいの女性でした。

身なりも綺麗にされていて物腰は柔らかで、でもどちらかというとハッキリした感じで話される方でした。

金田さんは少しやり手な雰囲気もあるけど、親しみやすい感じなのに強引さもあるような保険会社にピッタリな人です。

まずはすぐに勧誘という感じじゃなくって、まずはその先輩との「出会い」とか仲良くしていることを話されてました。

先輩とは連絡を結構とってるみたいで先輩のことを「性格が朗らかでいい」とか、いつも楽しく話してるとか言ってました。

その先輩は洋服とかバッグとかが大好きで高級品を身に着けていて、品よくしてました。

雰囲気は上品で可愛らしいけど、話すと面白い先輩で誰とでも気さくに話せる感じの性格です。

先輩は自分のしたいことやほしいものに素直で、いい意味で自分の欲求に貪欲です。

一緒に食事に行っても買い物の話も多く、他には恋愛の話もしたりしてました。

先輩は彼氏と別れた後すぐに新しい彼氏ができていました。

いつもモテモテで「羨ましいな」って私は思ってたんです。

そういう先輩の話なので、金田さんともすごく盛り上がって話せました。

先輩の話が終わると、金田さんの話は生命保険と年金保険の勧誘になりました。

年金保険は盲点だった!と思いましたが、すでに話してる最中なので顔には出さずに聞いてました。

でも、保険の勧誘の方って話が上手ですよね。

すぐに勧誘するんじゃなくって世間話から入って私の生活とかも雑談みたいな感じで聞かれたりして打ち解けてきた頃に本題です。

すでに仕事や恋愛のことなども私は話してしまっていたし、保険も生命保険しか入ってないことも話しちゃってました。

私は「そうだよね。保険の人の用事って保険の勧誘しかないよね…」と思いました。

仲人さんは職場にいた

金田さんは「今から年取って行って、年金ももらえなくなるかもしれないでしょ。そういう時のために年金保険で自分で貯めておくのは大事よ」と言いました。

私も、それも確かにそうだなって思いました。

金田さん「実はね、私あなたの先輩に男性を紹介したのよ。あの子彼氏ができたでしょ、最近。

私「え?最近彼氏が出来たって言ってました。すごい優しい素敵な彼氏さんらしいですね」

金田さん「そうそう。彼ね、すごいのよー。東大卒でね、大学院も出てて優秀なのよ。それで〇〇(某鉄道会社)に勤務してるの。

金田さん「それでね、エリートコースで出世頭なのよ。もうすごく有望で性格もいいからね、あなたの先輩にピッタリだと思って、私紹介したのよー。」

私「そうなんですか!そんなすごい人と先輩付き合ってるんですか!ビックリです」

金田さん「そう、絶対2人はお似合いだと思ったから紹介したらとんとん拍子に付き合ったのよ」

私「金田さんの紹介とは知りませんでした」

金田さん「そうなの。それで、あなたももう結婚適齢期でしょ。私ね、あちこちの会社に仕事で行ってるのよ。あなたにも合いそうな人いるからね、紹介してあげるわ」

私「え?本当ですか?すごい嬉しいです」

金田さん「もう今から結婚相手探してた方がいいわよ。私が行ってる会社は上場してるところばっかりだし、その中でもおすすめの人紹介するからね」

金田さん「こういうのはご縁だから、早い方がいいと思うのよ。ちょっと男性の方にも声をかけてみるから」

と、こんな感じで金田さんはお見合いの話をしてくれたんです。

私は先輩が最近付き合い出した彼がすごく優しくて素敵だし、彼と結婚になりそうなことを聞いてたので金田さんの紹介と聞いて驚きました。

こういう風に知り合いから紹介されて付き合うこともあるんだなって知りました。

それに、優良企業にお勤めで人柄も金田さんチェックが入ってる安心な男性を紹介してくれるなんて素晴らしい「お見合い」ですよね。

ただ、その代わり「年金保険に入ってね」という無言の圧力は感じてました。

保険の人って確かに色々な企業に出向いたりして、休み時間などに保険の確認や保険加入への勧誘をしたりしてるんですよね。

それぞれ男性も女性も保険に入ってもらって、その2人を紹介して2人が交際し結婚したらまたその後も保険で長いお付き合いができるし、一石二鳥な気もします。

金田さんがやり手な感じがしたのは当たってた気がします。

私は保険については親と相談すると金田さんに話して一旦話しを持ち帰ることにしました。

親に保険の相談

私は実家暮らしなので家に帰り、その日にあったことを相談しました。

まず、年金保険のことと、そしてお見合いの話です。

年金保険の話は将来の自分のために残すんだからいんじゃないかって親からも言われました。

私もこの先何があってもいいように自分のために資産形成しておくのも大事かなと思っていたので、加入しようかなと思ったんです。

それに、その時に年金保険に加入するとわりと条件が良かったのもありました。

お見合いの話は親も「いい話じゃない。せっかく言ってくれてるんだからお願いしたら?」と言ってました。

私もこういうのが「ご縁」で結婚することになるかもしれないし、先輩が素敵な彼氏ができたのもあって羨ましい気持ちもあったんですよね。

いろいろと考えましたが、これも出会いの1つかなと考えて「お見合い」をお願いすることにしました。

お見合いまで

一般的な「お見合い」の場合、釣書というのを「お見合い」の前に男性女性2人ともが仲人さんに渡して、釣書を交換します。

今回の場合、仲人さんは金田さんということになります。

「釣書」というのは「身上書」とも言うんですけど、お見合いや縁談の時にいわゆる履歴書やプロフィールなどを手書きで書いて先方に渡すものです。

内容は、氏名・生年月日・本籍地・現住所・学歴・職歴・勤務先・資格・趣味・特技・身長・体重・PRなどです。

自分のプロフィールを書いた手紙に自分の写真を封筒に一緒にいれて渡します。

参考: 「釣書」って何?縁談に欠かせない書き方とマナーを学ぼう!

でも、金田さんは仲人さんを本業でしてるのではなく、保険の営業が本来の仕事なので釣書などの交換はしませんでした。

年金保険の加入をすることにしたので金田さんもすごく喜んでくれていました。

その甲斐あってお見合い相手探し?というか男性の紹介にも力を入れてくれてるようでした。

金田さんからついにお見合い相手が決まったと連絡があり、日程の調整について話がありました。

それと、同時進行で年金保険の加入の準備も進んでいったんですよね。

さすが、保険屋さんってしっかりしてます。

お見合い相手の男性については、そんなに事前に知らされませんでしたが、すっごい素敵で優秀な人とは聞きました。

金田さんは、お見合い相手の男性のことを将来有望で性格も良く感じの良い身長も高くて180㎝くらいあってシュッとした人と言ってたんです。

そして、そんな普通では出会いないような「素敵な人」よと自信満々にすすめてました。

先輩も私の保険のこととお見合いのことは知ってるみたいで、ちょくちょく心配して様子を聞きに来てくれてました。

たぶん、今思うと先輩が私のことを金田さんにおすすめしてくれたんだと思います。

周りが私を良いと男性にすすめてくれるというのはとても嬉しかったです。

一般的なお見合いってどんな感じ?

一般的な「お見合い」の場合、仲人さん、お相手の男性、私という風に3人でまず会うことが多いです。

待ち合わせの時間に遅刻しないように行って、仲人さんとお相手の男性と会います。

待ち合わせ場所はだいたいホテルのロビーが多く、そのまま対面した後ホテル内のラウンジやカフェに3人で向かいます。

ホテルのラウンジで席に着いたら、3人で雑談をしながら飲み物などを注文します。

たいてい注文するのは飲み物だけです。

男性がお支払いすることが多いので、私はあまり高い飲み物を注文しないようにしていました。

なので、男性に「飲み物何にしますか?」と尋ねてから自分の飲み物を決めるようにしてましたね。

男性には気付かれない気遣いだとは思いますが、この先も会っていくか分からないので、できるだけ負担にならないようにしてました。

そしたら、仲人さんがまず男性の方から紹介をしてくれます。

その後、私のことも紹介してくれました。

釣書を交換しているお見合いの席ではお互いのプロフィールは分かっているので、質問したいことを聞きます。

また、男性の方からもいろいろと聞かれたりして、仲人さんが上手に会話を促してくれたりすることもあります。

会話が盛り上がってきて、仲人さんの飲み物がなくなるタイミングくらいで仲人さんは先に退席されます。

お支払いは自分の分は出して帰られる仲人さんもいれば、あとは男性に「お願いね」といって男性に任せにして帰られる方もいます。

また、お茶代は仲人さんが持ってくれることもありました。

仲人さんが帰られたら2人で、いろいろなことについて会話します。

だいたい1時半~2時間くらいは会話することが多かったです。

その場で連絡先を交換することもあれば、連絡先は交換しないで仲人さん経由で連絡を後日取り合うこともありました。

でも、知人や親せきなどを介しての「お見合い」の場合は仲人さんがいる時に連絡先交換を促されることもあります。

「お見合い」と言っても堅苦しい紹介から、ただの紹介っていう感じの時もありました。

仲人さんによって違うので、結婚相談所とは違って紹介っていう形も多かったです。

お見合い体験談

金田さん紹介のお見合いの場合

この時は街の中心部にあるホテルのロビーで待ち合わせでした。

先について待っているとお相手の男性と一緒に金田さんがホテルのロビーに入ってきました。

私は駆け寄って「今日はありがとうございます。楽しみにしてました。よろしくお願いします。」と言いました。

お相手の男性は高身長で180㎝はある細身で、本当にシュッとした感じの人でした。

確かに顔はカッコ良くて竹内涼真さん似だけど、ちょっとビジュアル系の恰好でした。

竹内涼真さん似なので、お相手の男性のことは「竹内さん(仮名)」とします。

スリムパンツにちょっとダメージ風でごついベルトに「チェーン」つけてお財布とつなげてて、トップスはピタッとしたシャツで前がはだけた感じでした。

髪型もアシンメトリーでしっかりセットしてあって、DAIGOさんみたいな髪型と服装です。

私はちょっと苦手なタイプだなって第1印象で思ってっちゃったんです、でも気を取り直して…。

軽く挨拶をして、3人でホテル内のカフェに入り飲み物を注文しました。

金田さんがお相手の男性を紹介してくれます。

金田さん「竹内さんと言ってあなたより1歳年下よ。すごく優秀で名古屋大学をご卒業されてね、某鉄道会社にお勤めなのよ」と言われました。

私はその当時、名古屋大学がすごい優秀な大学とはまったく知らなくって「そうなんですねー。すごいですねー。」と言いながらもよく分かってませんでした。

竹内さんは少しプライドが高そうな感じで、でも金田さんもいるし会話は普通にしてくれました。

出身も愛知県で、就職で他県に出られたそうです。

お姉さんと妹さん2人に挟まれて男性一人という家族構成でした。

金田さんは続けて「もう会社の中でも優秀だからいい部署に配属されてるしね、本社勤務になることもあるからそっちへ行くことがあるかもしれないわよ」と言います。

仕事から家族関係にいたるまで保険屋さんという仕事柄でたぶん得た情報や竹内さんとの会話で知ったことを金田さんはたくさん話してくれました。

そして30分後くらいに金田さんは先に退室されました。

竹内さんと2人になって趣味などを聞いてみると「音楽が趣味でギターをしてること」「お休みの日はインドアで過ごすことが多いこと」などを話してくれました。

音楽はビジュアル系が好きらしく、LunaSeaとかラルクアンシエルなどが好きだそうでよく聞いてると言ってました。

私はジャズとかハウス系などHIPHOPJAZZとかが好きなので「全然合わないなー」って感じてました。

それに、私はその時年上の男性の方が好きだったので「年下」というだけで恋愛対象として見れなかったです。

仕事は真面目にされていて、仕事での目標があったりしたのでそこはすごいなって思いました。

また、竹内さんは地元から県外に出てたので、知り合いもいなくて遊びに行けないって言ってました。

会話しているうちに少しずつ打ち解けはしたんですけど、「好き」とかそういう気持ちはなかったです。

竹内さんも金田さんのところで保険に入ってるとは言ってました。

理系男子って感じで、竹内さんは顔もスタイルもいいのに会話はあまり自分から積極的に女性を楽しませるという感じではなかったです。

その時は私も恋愛ですごく受け身だったので、私も話題豊富じゃなかったし「お見合い」で何を話していいか分かってませんでした。

だから私は男性に楽しませてもらおうと思ってたんですよね。

それで、2人でもあまり盛り上がらなかった気がします。

あと、これは私の良くないところかもしれないんですけど、彼のことで受け入れられないところがありました。

竹内さんは腋臭だったんです。

私は鼻が利くので、目に沁みそうなくらいの腋臭のにおいにやられて目をシパシパさせたりしてました。

竹内さんの話も入ってこないくらいの臭いで、私も会話に身が入ってなかったかもしれません。

本当に申し訳なかったんですけどね…。

そういう感じで2時間くらいあっという間に経っていました。

それで私から「そろそろ…」と促し帰ることにしました。

やはり、竹内さんがご馳走してくださって、お礼を言いました。

一応、帰り道でお互いの連絡先は交換しましたが、駅のところで別れました。

お見合いの後ってどうする?

彼に対して私は苦手なところが2つあったし、会話もあまり楽しめず、私の気持ちは盛り下がっていました。

確かに身長やお顔などは問題ないんですけど、どうしてもビジュアル系なのと腋臭が合わない気がしたんです。

でも、これは「お見合い」です!

どうするか考えて金田さんにもお返事と紹介してくださったお礼を伝えないといけません。

でも、私は自分に嘘ついてお付き合いするなんてできないし、竹内さんとは一緒にいれないと思ったのでお断りするしかないなって思いました。

その日の夜に金田さんに電話してお礼を伝えた後「とても良い方だったんですけど、私とは合わない気がしました」と言いました。

そしたら「なんで?あんなカッコ良くて将来有望な人どこにもいないわよ。あなた後悔するわよ」と言われました。

私は「そうかもしれないんですけど…」

金田さん「絶対また会ってみた方がいいって。とにかく男性はいるけど、あそこまで良い人って出会えないものなのよ」

私「確かに良い方ですよね、若くてカッコ良くて私にはもったいないです。本当に申し訳ありません。」

金田さん「そこまで言うなら仕方ないけど、本当もういないからね。あとで後悔するから、きっと。そんな高望みして。

など、いろいろと金田さんに言われ必死に止められましたが、私は竹内さんにときめくどころか一緒にいるのも難しい気持ちだったんです。

だから、後悔なんてしないだろうと思い、キチンとお断りしました。

お見合いの断り方って

一般的な「お見合い」においてお断りするのは実は大変です。

仲人さんが知人だったり、親戚だったりビジネスじゃなく関係性がある人からの紹介になるからです。

なので「なんで断るのか」「まだ会ってみた方がいい」「1回じゃ相手を知れない」など、いろいろと言われます。

そして、私についても「高望みだ」「こんな良い人いないのに」「見る目がない」などと言われることもあります。

断るのさえすごく大変なことになるので、正直「お見合い」嫌だなっていう気持ちになります。

一般的な「お見合い」の場合、私のことを心配して紹介しようと思ったとか、私のためにというのが強くなるのでお断りしにくくなるんです。

そこが、結婚相談所のお見合いとは違うところです。

色んなしがらみが一般的な「お見合い」にはあるので、それで面倒に感じたりするんでしょうね。

結婚相談所はいい意味でドライというかビジネスなので、あなたが嫌と思えば断れるし、交際しても口出しなんてないですよね。

でも知人の紹介では、お断りする時は知人にも気を遣うし、断り方によっては知人との今後の関係にヒビが入ることもありますから。

もし、お互いがよくて2人が交際になり、結婚することになっても仲人さんの紹介というのは変わらないのでその後もずっと関係が続きます。

先輩は、仲人さんの紹介で付き合った彼との結婚式にも仲人さんを呼んでいたし、一生お付き合いは続いていく感じでした。

なので、良くも悪くも仲人さんとの関係に影響する「お見合い」になります。

私の場合「お断り」したので、金田さんとの関係もあまり良くないことにはなりました。

それでも、「もう竹内さんと会うのは厳しいな」と感じた気持ちを無視して、金田さんとの関係のためだけに竹内さんと会うことはできませんでした。

それは今も婚活が長引いた時も後悔してなかったです。

将来有望な竹内さんのことを好きになれてたら違ってたかもしれませんね。

「お見合い」で学んだこと

知人や親せきなどの知り合いを介した「お見合い」はすごく気を遣います。

「めっちゃタイプ!この人と結婚したい。」という時はいいと思うんですけど、会う前に分からないところが問題です。

この時も釣書と写真をお互い交換していたら違ってたかもしれないけど、もし交換していても会ってみないことには分かりませんから。

この経験で、「会ってみないと男性との相性が合うかどうかは分からない」ということを学びました。

そして「会ってみての第1印象がその後も影響する」と思います。

でも、自分も話題の幅を広げたり、相手を楽しませるような会話術というのが大切だと反省しました。

恋愛に受け身なままでは何の「キッカケ」も作れないからです。

金田さんに言われたように、その後も竹内さんと会ってみたらまた」違ってたかもしれないのに、決断が早すぎたかもとは思います。

その頃の私は良い方へ判断することは少なくて、悪い方への判断は早くて頑固でした。

なので、男性に対して許せないことが多かったと思います。

自分の許容範囲が広い方が「婚活って上手くいく」と思うんです。

男性に対して「この人も良い、あの人も良い」ってなれたら、彼氏ができるのも早いし、結婚までもスムーズです。

自分の許容範囲を広げておくことも大事ですよね。

まとめ

一般的な「お見合い」をした経験を通して、結婚相談所とはまた違った面があるなという気付きがありました。

もし、両親も知人だったりすると巻き込むレベルが広がるので、注意が必要です。

でも、タイミング良く紹介してくれることもあるので、いつでもアンテナは立てておくといい紹介も思わぬところからあるのかなと思います。

もし、そういう出会いをモノに出来たらラッキーですよね。

また、身近な人から「良い人を紹介したいな」と思われる自分でいつも生活することも大切だと思うんです。

同じ職場にいても、紹介される人と紹介されない人といました。

自然な出会いが良いという人は、知人からの紹介もいいかもしれないですよね。

周りの人から紹介したいって思ってもらえると、突然紹介されたりしますよ。

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