誰でもしちゃう「自分磨き」や「自分探し」。それって必要?
目次
1度はハマる自分磨きや自分探し
私の周りには年代を問わず独身女性がたくさんいました。
婚活が上手くいかず独身のまま30代40代になった女性も多かったんです。
なかなか婚活が上手くいかないと「ずっとこのまま1人でいるのかな」「結婚したいと思う相手には巡り合えないのかもしれない」…などと考えがちです。
そうすると不安な気持ちが徐々に強くなっていくことがあります。
「彼氏が出来ない」とか「結婚できない」とどうにかして今の状況を変えようと自分磨きや自分探しをしちゃう女友達がいました。
それだけじゃなく「もっと素敵な男性に釣り合う自分になりたい」とか「好きな男性から好かれたい」という場合も自分磨きするキッカケになりますよね。
私の周りでは30代の女性に自分磨きや自分探しにハマる子が多くって。

自分磨きするために「料理教室」に通ったり「お菓子教室」なんかも行ったりしたこともあります。
女友達も私と習う場所は違っても私と同じように「料理教室」や「手芸」などに通ってたりしました。
私の場合はパンやポーセラーツ、アロマ教室、石鹸づくりなどの教室にも行ったことがあります。
また、よく読んでたのは引き寄せや自己啓発、心理学などの本だったり、気になればセミナーや講義を聞きにも行ったことがありました
女友達は座禅、写経、断食道場、酵素など幅広くいろんなところに行っては心を落ち着かせるとか、自分をよりよくするためにさまざまなことに取り組んでました。
自分磨きや自分探しが本末転倒に

でも、実際それを日常生活で作るかと言ったら恥ずかしながらほとんど自宅で作ったことはありません。
手の込んだ料理や材料をたくさん揃えないとできないような料理なんて休みの日に作ろうかなってなかなかならないんですよね。
せっかく習ったんだから自宅でも作ります!っていう女性もいるとは思うんです。
でも、家で作るならクックパッドや料理本などを参考に時短で作れたり、調味料なども揃いやすくて安くて簡単に作れるようなものばかりでした。
婚活して男性とお付き合いするうちに男性もあまり手の込んだ料理を望んでないなって分かりました。
いろいろ習い事をしてお金を遣ってきたけど、私の場合たいはんが無駄遣いに終わった気もしてます。
習い事をしてるその時は楽しくしてるんですけど、それが身になってるという実感は恥ずかしがら今のところありません。
また、婚活が上手くいかないのも自分の気持ちの問題かなとか好きになれないのは自分に問題があるんじゃないかってすごく悩んだんです。
自分の気の持ちようだったり自分の考え方で婚活が上手くいくかもしれないと考えたりもしたんです。
それに男性心理に詳しくないから婚活も上手くいかないんじゃないかと恋愛指南本なんかも読みこみました。
それで、引き寄せや自己啓発もすごい勉強したんですよ。

自分はここにいる
私もその女友達に影響を受けたこともあって「もっと自分磨きや自分探しをした方がいいのかな」と思って既婚の先輩に話してみました。
そうしたら、職場の先輩が「自分なんて探さなくていい、自分はここにいる」と言われたんです。
言われた時は「確かにそうだ」と思って私も笑っていました。
でも、そう言ってくれた先輩は私の婚活中の迷走っぷりをみていて私がどんどん自分磨きや自分探しの方向に突っ走っていくのを心配してみていたそうです。
私が婚活に頑張ってるのは先輩も分かってくれてたんですけど自分のダメなところを探して直そうと努力して…という姿をみて先輩は見るに見かねてたみたいなんです。
婚活は頑張ってしてるとは重々分かってるけど本末転倒になってるんじゃないかと私の周りにいる人の方が疑問に感じてたようです。
私もよくよく考えてみると自分磨きのためにしてる習い事で男性とのデートが後回しになってたり、デートの頻度が少なかったり実際にしてました。
それは、よりよい自分になれば婚活も上手くいくと思ってたし、自分を磨けば好きな男性から溺愛されるんじゃないかって考えもあったんです。
婚活が上手くいかない焦りもあったと思います。
どうしたら上手くいくかばかりが気になって自分の悪いところ探しがクセになってました。
それに「愛されない私」というのが私の中で当たり前になっていたので男性に愛されるためには努力するしかないと思い込んでたんです。
男性に「今の私でも愛されるかもしれない」とは考えることができませんでした。
結局、自分を変えたら良くなるし男性に愛されると信じ切っていました。
そして、相手をみることより自分をどうにかすることに必死になってた時期だったんです。
自分や目の前の男性より優先しがちなこと
自分磨きや自分探しをしてる時ってどんな時かというと自分に自信がない時だと思うんです。
自分に自信がない時は恋愛や婚活が上手くいってる人の言うとおりにしてれば間違いないだろうって思いがちだったりします。

「男性から好かれるにはどうしたら?」「もっと良い男性に出会うには?」「好きな人と結婚するにはどうすればいいの?」など婚活中の悩みって尽きません。
1つ1つのことに悩んではどうしたらいいのかなと思って立ち止まってしまって、いろいろなものを読んだり見たりしてました
恋愛指南本や引き寄せ、自己啓発などの本に書いてあることに左右されて「こうすればいい」と書いてあることはほとんどしてみた気がします。
例えば、男性に自分から連絡しなくていいように男性からの連絡を待たないように何か夢中になれるものを見つけようとしたり…。
婚活じゃなく趣味などの自然な出会いがあるように習い事をしてみたり、男性から愛されるために女子力を高めようとしたり…。
でも現実は、自分磨きや自分探しをしても婚活が上手くいくというワケじゃありませんでした。
自分磨きや自分探しはほどほどに
確かに自分を磨くことで男性から好かれるようになったりすることはあります。
外見を磨けば「いいな」と思ってくれる男性が増えたり、雰囲気を変えれば好かれる男性の層が変わったりします。
なので、自分磨きや自分探しが無駄ということではないんです。
でも「自分磨き」や「自分探し」にハマりすぎると婚活が上手くいかなくなってしまうことがあります。
男性に好かれたいために無理に自分を変えても、いざ好きと言ってくれる男性が現れたら本当の自分のことを好きじゃないんだなと思ってしまうんです。
よりより自分になりたいとあなたが望んでした自分磨きや自分探しならそれはとても素敵な事です。
でも、男性との出会いやデートが後回しになったり自分が苦痛と感じてしまうような自分磨きや自分探しをする必要はありません。
「自分磨き」や「自分探し」をしていると自分が婚活に辛くなってるという気持ちにさえ気付かなくなってることもあります。
そのままの自分も大切にしつつ男性と向き合っていくことが大切なので「自分磨き」や「自分探し」はほどほどにするのがいいと思います。
自分磨き・自分探しで大事なこと
自分磨きや自分探しをするならまず自分の気持ちに気付くことが大事な気がします。
先輩から「自分なんて探さなくていい、自分はここにいる」と言われて、確かに私は自分を探しても本当の私なんて見つかりませんでした。
それに、私は先輩と話したりして「自分がどう感じてるかに気付くことが自分を見つけられる方法なんだな」と感じました。
例えば男性に「可愛いね」と言われても感じ方は女性によってさまざまです。
「嬉しい」と思う人もいれば「何か裏があるんじゃないか」と思う人もいるし、「お世辞だな」と思う人もいます。
それくらい感じ方って違うし、感じ方が違えばそこから考えることも違います。
その感じ方や考え方の違いが個性なんですよね。
自分なりの感じ方や考え方の違いを知ることで自分ってこんな時にこう感じるんだこんな風に考えるんだと知ることが自分探しなのかなと思うんです。
そして、自分のの感じ方や考え方を尊重してそれに合う人または自分が合わせたいなと思える人を探すのが婚活かもしれないなと感じました。
なので、「自分探し」で大事なのは自分の気持ちに敏感になることです。
また、「可愛い」と言われて「お世辞だな」と受け取ってしまうのを「ありがとう」と思うようにするのが自分磨きなのかなと思います。
自分の気持ちや考え方に気付ければ、こんな自分になりたいなという理想が出てくるかもしれません。
そしたら理想の自分になれるようにしていくのが自分磨きで、それは婚活でも効果あるのかなと思います。
まとめ
自分磨きや自分探しってしすぎるとかえって自分の首を絞めてしまうことがあります。
それに、婚活を上手くいかせたくて始めたことが婚活を阻んでしまっているなんてこともあるんです。
自分の気持ちに敏感になると男性の言葉や行動に対して自分がどんな風に感じるかや自分の考え方に気付くようになります。
そうすると、より自分のことを知ることができるし自分に対しての理解が深まります。
自分を知ると自分に合う人が分かるようになります。
また、人それぞれ考え方が違うと分かれば男性にも考え方や価値観があって1人1人違うことが心底分かるので相手に対して優しくなれたりします。
「あなたはそう考えるのね」と客観的に感じられるようになるんです。
相手の考え方や価値観を受け入れるのか、受け入れないかはあなた次第になります。
むやみに習い事とかしなくても本に書いてあるようにしなくてもあなたはあなたのままで愛してくれる人がきっといると思います。